あるランプの照明下で各色彩が基準光とまったく同じ色彩に見え る場合、そのランプの平均演色評価数(Ra)は100という数値にな ります。
ただし、平均演色評価数(Ra)は色の再現の忠実度を表わ した指数で、色の好ましさを表わしたものではありません。
このた め、平均演色評価数(Ra)が低く、色ズレを生じていても、色彩によ っては好ましく見える場合があります。
しかし、人の顔のようにわず かでも色ズレすると不自然に感じたり、不快感を味わう場合もありま す。
したがって、単に平均演色評価数(Ra)が低いというだけで、その ランプの実用的な価値が低いとはいえませんが、一般的に平均演色 評価数(Ra)が80以上あれば、色彩の見え方を実用的に満足させる ものだといわれます。
[出典元:パナソニック株式会社]