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光について

スペクトル(分光)

私たちの目に見える光は、波長380nm~780nm(ナノメートル)の範囲にある電磁波のことで『可視放射』と呼びます。
電磁波にはその他に、目に見えない赤外放射・紫外放射・X線などがありさまざまな分野で応用されています。

通常、私たちは可視放射を無色の光として見ていますが、プリズムを通して見ると、波長の短い方から青紫、青、青緑、緑、黄緑、黄、黄赤、赤などの色光に分かれ、虹のような光の縞模様として見ることができます。

この縞模様は、光(可視放射)の成分を表わすものです。

[出典元:パナソニック株式会社

標準比視感度(明所視)

可視放射の場合、波長の違いによって成分(光の色)が分かれるだけではなく、明るさの感覚も違ってきます。

たとえば、黄や緑の光は明るく感じ、赤や青の光は暗く感じます。
このように目が感じる明るさは、同じエネルギーの光でも、その波長によって異なり、人間が最も明るく感じるのは黄緑系の光(555nm付近の波長)です。

下の表のように、波長555nmの明るさを1とし、これと同じエネルギーをもつ他の波長の明るさを比較値で表わしたものを、標準比視感度(明所視)と呼びます。


 
[出典元:パナソニック株式会社

自然の光

自然の光は、常に一定ではありません。
日中と朝夕とでは、自然光の入射する角度や方向とともに、光の強さ・光の色が大きく変化します。

また、雲や霧の状態、季節ごとの黄道(太陽の軌道を表わす大きな円)の位置にも影響されます。
「自然光で見たときと同じ色に見える照明」とよくいわれますが、これだけではいつの自然光のことかわかりません。

そこで、CIE(国際照明委員会)では色温度ごとの「標準の光」というものを定めています。
より一般的に色を比較するために、安定した光が求められる自然の条件は、「晴れた日の、日の出後3時間から日没の3時間前までで、太陽の直射光を避けた北窓からの天空光」とJIS規格では実用上定めています。

 
[出典元:パナソニック株式会社

光の3原色

光の3原色である赤(R)・緑(G)・青(B)を重ね合わせると、人工的にさまざまな色をつくり出すことができます。
RGBの比率が変われば、光の性質も変化することから、人工光をつくり出す際には、RGBの混合比率が重要なポイントになります。
このような光の3原色を応用して開発されたのが、“3波長形蛍光ランプ”です。


 
[出典元:パナソニック株式会社

分光分布

光源から放射している光を波長毎に分割・測定し、青紫から赤までの光がどの程度の割合で含まれているかを表わしたのが分光分布です。
以下に代表的なランプの分光分布を示します。


 
[出典元:パナソニック株式会社

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